楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

これからの「社会の変え方」を、探しにいこう。

次のオンライン読書会に向けて『これからの「社会の変え方」を、探しにいこう』を読みました。とはいえ全部ではありません(笑)。論文集という形式の本はほとんど読んだことがないため、とても新鮮な気持ちで読むことができました。

この本は、社会課題というとても大きな問題に対するまったく新しい解決策である「ソーシャルイノベーション」について、それを成し遂げた事例や起こす上での原則等を掲載した論文を掲載しています。論文を読み慣れていないのもあり、なかなか難解な部分も多かったのですが、新しい気づきをたくさん得ることができました。また、最後には「日本の「社会の変え方」をどう変えていくか」という日本の経営学者の先生方の対談が掲載されており、本編の内容を日本の事例と照らし合わせて語られているため、個人的に本編を理解するための大きな助けとなりました。

特に印象に残っているのが、最後の対談で語られている「コレクティブ・インパクトの鍵は「対話」」という事です。ソーシャルイノベーションを起こすために多様な人たちとの連携が必要になるのですが、そのために必要なのが「対話」です。そして会話と対話の違いについても述べられていました。会話は価値観が共通する者同士で行うものだが、対話は価値観がずれているかもしれない相手と行うものらしいです。これは結構核心を突いている感がありました。ゼミ(https://bit.ly/3lMsgHn)で学んだ「多様な人と折り合いをつける」という点と重なります。自分自身も多様な人と対話を積み重ねていく必要があると思いました。

他の参加者の方がどのような観点でこの本を読んでいるのかとても気になってきました。読書会を楽しみに、もう少し読み直してみたいと思います。

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