Audibleにて、ジョージ・オーウェルの「動物農場」を聴きました。聴き終わった後の妙なモヤモヤ感がいまだに消えません。何か、重要な問いを突きつけられている感じがします。
飲んだくれの農場主ジョーンズを追い出した農場の動物たちが、「全ての動物は平等」の名の下に、その農場を動物農場と名を変えて発展させていきます。主にブタを中心に経営されていくのですが、権力をもったブタの行動が徐々にエスカレートしていきます。
全体を通して、権力が突如暴走するのではなく、徐々に知らぬ間に首を締め付けられていく感覚がありました。気づいた頃には時すでに遅し、という感じです。この物語に続きがあったとしても、おそらく同じようなことが繰り返されるのかなぁと思いました。
ユーモアがありつつも、ブラックな部分も描かれている物語。何か本質的なものを問われている感じがします。モヤモヤしたい方におすすめです。
「動物農場」https://www.amazon.co.jp/dp/product/B08X4F1P11/ref=as_li_tf_tl?camp=247&creative=1211&creativeASIN=B08X4F1P11&ie=UTF8&linkCode=as2&tag=bookmeter_book_middle_detail_ios-22