楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

読書会終了報告

4月19日(水)は「みんなの「今」を幸せにする学校」 の放課後読書会でした。今回は著者である遠藤洋路教育長をお招き し,話題提供をいただきました。「 学校だけが学習の場ではなくなる」 という遠藤教育長の言葉にもある通り, 子供たちにとっての選択肢が多様になってきていることを感じまし た。「教師の本来の役割とは?」 というところまで問われているような気がしています。以下, 参加された皆さんのリフレクションです。 年度始めのお忙しいところ話題提供をいただいた遠藤洋路教育長, そして参加してくださった皆さん, 本当にありがとうございました!
・ 今回は遠藤教育長のお話を聞くのみで失礼させていただきました。 本はまだ読了できてないですが、 わくわくしながら読ませていただきました。 民主主義国家にするには、 もしかしたら家庭内の決め事も家族で決めていくスタイルがちらっ と見えると、 みんなでみんなが自分ごととして捉えて考えることが当たり前にな るのかなとか…まぁ難しいですね。 義務教育でしっかり学べるといいと改めておもいました。 今日は体調不良につきこれで失礼致します。
・ 学校の中に市役所がする業務などを配置することができれば学校の 風通しが良くなるということがわかりました。
・ 校内で教員も専門職もみんな一緒に分業して仕できる社会だと便利 で効率的だなと思いました。
・「学校の仕事であり教員の仕事ではない」 という視点が新鮮でした。 学校に求められる役割が年々増えている中で、 教員が担う本質的な仕事と、 それ以外の人材ができることを仕分け、 そこに人件費を付けたり人を探したりすることを教育委員会に強く 求めたいです。
・コロナ禍の時が、 私の中では最も教育が混沌としていたと思っていたのですが、 遠藤先生のお話を伺いAIの爆発的な進歩について改めて考えさせ られました。教育がAIを規制するのではなく、 いかに共存の道を探るかが鍵かなと感じています。本日は、 貴重なご示唆をいただき、本当にありがとうございました。
・遠藤教育長さんが最後におっしゃってくださった「今、一番、 先が見えない状態になっているが、あと1~ 2年でこれからの学校の姿が見えてくるだろうから、 そこまでは状況を見定めながら少しずつやっていこう」 という言葉に納得しました。教育大改革の時代と言われ、 学校が大きく変わろう、変わらなければならないこのとき、 目指す方向性を見極めながら前に進んでいこうと思いました。
・本日はありがとうございました。 今後益々学校の果たす役割は多様化、 複雑化するのが遠藤教育長さんからのお話からわかりました。 そのためにも自治体も含めていかにサポート体制、 専門的スタッフを拡充できるかにかかったいると思います。 その障壁になるのが、予算と人財になるかと思います。 ほんとうに学校はどうなってしまうんでしょうか。
・今年になってAIのスピードが加速し、世の中が大きく変わる。 そうなった時の学校の存在意義が変わってくる。今は、 それなりに学校に行くことに意味を持っている保護者が多いが、  この1年で変わる。そうなってくると、 今と同じことをしていたら保護者は学校を見放すだろう。 そんなことが起こりえる。そして先が見えない世の中、 教員はどうやって生き延びていくのか・・・・。 考えさせられた会でした。ありがとうございました。
・「学校だけが学習の場ではなくなる」 という視点は最近感じていましたが、「 学校の役割は教育だけでなくなる」の視点は新たな視点でした。 確かにこれまでも学校は福祉的側面をもっていましたが、 家庭環境も多様化する中で、 SCもSSWrの増員も現状に対応できない状況に感じます。 学校が福祉的側面をより求められる現状ですが、 予算のない現状でどのように実現していくのか抜本的な社会の変化 が必要な気がします。男女の労働環境や労働時間、 定年延長と多くの人が仕事をシェアする社会が実現するのでしょう か。もう少し考えてみたい提案で、学びの多い時間でした。 ありがとうございます。
・「何を学ぶか」の3つめ、それ以外の学習へのインセンティブ。 しかしこれは激変し、おそらく激減すると伺いました。 あらためて、学校教育のあり方を、 これまでと同じようにはやっていけない、 かと言って鮮明に変化の先が見えるわけでもない。つまり、 アンテナを高くして働いていかなければ…。と、 考えさせられました。ありがとうございました!
・ これからの学校が福祉的な側面のフォローを教員以外の専門職が担 うことについては、よい動きだと感じます。が、 福祉的な援助はいらないのでもっと教育の充実を、 と考える子どもや保護者は公立学校以外もしくは学校というかたち ではない場所を学びの場として選択し、 教育の形は今以上に多様化するでしょう。 遠藤教育長がおっしゃっていた生きていくための基礎力を学校がど うつけるか、よく考えて実行しないとなりませんね。
・学校を地域における子供包括支援センターにする、 AIを活用することでもしかしたらそれが容易になり、 学校における働きは人を繋ぐ仕事に集中して活動できる、 個人の持つ得意な分野で生き生きと働くことで次世代へと学びをつ なげることがたやすくなる可能性があると感じました。 悪いイメージも生みやすい技術ですが、 活用し次につなげていく人材を「今」 の学校でどう育てるかをしっかりと考え、 実践に繋げていきたいと思います。ありがとうございました。
・ 地域の実情に合わせた地域のリソースの活用や教員以外の専門スタ ッフが常駐する学校を目指す必要性を、 改めて理解することができた。また、 地域の方と学校が話しをする際、 円座など話しやすい環境づくりも大切だと感じた。
・ 学校が抱えている問題を専門性を持ったスタッフを配置することで 教員の働き方を見直し、また、 各問題を的確に解決できるシステムだと思いました。課題として、 どのように人材を発見して、連携するかがあるので、 それを解決できる方法を考えます。

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