「つながり 社会的ネットワークの驚くべき力」を読んでいて気になった部分があったのでメモします。投票についてです。実際、一人ひとりが投票に行ってどんな意味があるのかがずっと疑問でした。「塵も積もればなんとやらだけど、一票は結局わずか一票でしょ?」と思っていました。結論から言うと、その通りでした。一票は一票。それ以上でも以下でもありません。
しかし、自分、そして周囲の投票に対する行動にカギがありました。私の投票に行くという行動が、周囲の人たちの行動に影響を及ぼします。結果、一票どころではない影響力を発揮します。逆に、周囲に投票に行くのが当たり前という規範があれば、私も自然と投票に向かうようになります。
本書での結論は「人はつながっており、つながっているからこそ投票するのが合理的」というものでした。モヤモヤが晴れた気持ちです。カギは人的ネットワークにあるんですね。