Audibleで「人類の物語 Unstoppable Us ヒトはこうして地球の支配者になった」を聴きました。「サピエンス全史」著者であるユヴァル・ノア・ハラリ先生の作品です。「いかにして人類は地球の支配者になったのか?」に焦点を当て、人類とそれ以外の動物の決定的な違いについて解説してくれる一冊です。
「サピエンス全史」でも書かれている通り、サピエンスは「虚構を信じられる能力」があるからこそ、大勢で協力することができました。その力を発揮したことで、相当数の生物を絶滅に追いやったそうです。考えてみると、学校だけ見ても「教育目標」や「校則」など、実在はしないけど存在しているかのように扱われているものがたくさんあります。我々の中では当たり前に思える能力も、実は人類の発展のコアになっていたのですね。
「サピエンス全史」は読み終わるまでかなりの時間を要しましたが、本書は「なぜ人類が支配者になれたのか?」を中心に、カジュアルに解説してくれる印象を受けました。朗読のみ聴いていたため見てはいませんが、挿絵もかなり掲載されているらしいです。実際の書籍を手にとってみるのも良いかもしれませんね。