「経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて」を読みました。著者である山崎元さんは、2024年1月1日、永眠されました。本書は癌を患い、闘病の中で山崎さんが息子に向けたメッセージとして執筆したものです。
今まで「ほったらかし投資術」等でも山﨑さんの投資の方針について学ばせていただきましたが、本書はそれらを踏まえ、人生をより豊かに生きるための方針について、ひとつの結論を示したように感じました。特にオルカン投資については、より確信をもつことができました。気になったポイントが多過ぎますが、一部を書き出したものが以下のような感じです。
・お金はシンプルに管理して、おおらかに使う。
・人生は、コントロールできないことで悩んでいても仕方ない。
・自己研鑽を続け、程よくリスクを取り、そのリターンを受け取る働き方が必要。
・経済の世界は、リスクを取ってもいいと思う人が、リスクを取りたくない人から利益を吸い上げるようにできている。
全体を通して「息子に少しでも幸せに生きてほしい」というメッセージが込められているように感じました。私にとっても、これからの生き方を具体的に考えるきっかけをもらえたような気がします。少しでも幸せに生きることができるよう、妻とも対話しながらこれからの戦略を練っていきたいと思います。