楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

公立の強み

「もし家での勉強の方が効率が良い場合、登校せずに家での学習に集中すべきですか?」という質問がありました。

「登校するかどうかは君たちが決めることだけど、公立高校の最大のメリットは多様な人との繋がりを構築できることだと思う。家で1人で取り組んだ方が効率よく勉強できる子もいるとは思うが、将来的にみたらもったいないと思う。」

答えながら、公立の強みはやはり「多様さ」だと思いました。生徒たちには、そのメリットを最大限享受してほしいです。それにしても今日は寒い‼️🥶

同志少女よ、敵を撃て

「同志少女よ、敵を撃て」をAudibleで聴きました。2022年に本屋大賞を受賞した作品です。ドイツ軍の殺戮により母親を奪われた主人公セラフィマが、狙撃兵となり、復讐のために戦う物語です。狙撃兵として生きる中で、主人公の心が渦巻いていく様子が鮮明に表現されていました。「自分は何のために戦っているのか」「あのとき戦死した仲間は、何を想って逝ったのだろう」。聴きながら、主人公に合わせて自分も頭の中を回している感覚がありました。

最後まで聴き終わり、余韻に浸っていました。しばらくして、ふとした瞬間に物語のことを思い出して考え込んでしまうときがあります。ここまで深く考えさせられる名作に出会えて本当に良かったです。

「同志少女よ、敵を撃て」https://www.amazon.co.jp/dp/product/4152100648/ref=as_li_tf_tl?camp=247&creative=1211&creativeASIN=4152100648&ie=UTF8&linkCode=as2&tag=bookmeter_book_middle_detail_ios-22

関係が変わると行動が変わる

朝教室に入ると、小さな変化が色々あることに気がつきました。「あれ?あの子登校するのいつもよりだいぶ早いな」「あの子はなんかいつもより疲れてる感じするな」「あのグループ、仲良いのか」などなど。よく見ると行動が変化している子たちもちらほら。生徒同士の関係性が変化している証拠なのかもしれませんね。

生徒の幸せは職員室から

「教室マルトリートメント」を読みました。読みながら、今までの自分を何度も何度も振り返りました。

教育の名の下に、子どもたちを追い込む不適切な養育や避けたい関わり方。本書ではそれらを「教室マルトリートメント」と表現しています。今までの自分にその節がなかったかというと、そんなことはありません。指導がうまくいかず怒鳴ってしまったこと、圧で規律を守らせようとしてしまったこと、「優しすぎるよ」と言われて本来の自分を隠して教壇に立ってしまったこと…。無意識に、自分も生徒たちも苦しめていたのかもしれません。

中堅の年齢になり、「これから自分がすべきことはなんだろうか?」と考え始めています。今なら、教師こそ幸せになるべきである、と心の底から言えます。今の自分にできることは、教室の子どもたちだけでなく、職員室の先生方と共に幸せを考えていくことなのかもしれません。また明日から、前を向いて進んでいきたいと思います。

「教室マルトリートメント」https://www.amazon.co.jp/dp/product/4491042624/ref=as_li_tf_tl?camp=247&creative=1211&creativeASIN=4491042624&ie=UTF8&linkCode=as2&tag=bookmeter_book_middle_detail_ios-22

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FP3級

本日、FP3級試験を受験しました。久しぶりにテストを受ける緊張感を堪能(?)してきました。

昨年11月に「やってみよう!」と決めて申し込んでから、時間を見つけて少しずつ対策してきました。学べば学ぶほど、自分がお金に関して本当に知らないことだらけだということがよくわかりました(笑)。資格を活かしたいのではなく、資格を取るために必要な知識が欲しいというのは、何気に人生初の動機でした。

そして、同じくいずれFP3級が欲しいと考えていた同僚の先生も、「受けちゃいますか?」と声をかけたらなんとその場で申し込んでくださり、今回同じ会場で受験しました。仲間がいるというのは本当に心強いですね。超お忙しい中一緒に受験してくださった同僚の先生に感謝です😊

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オンラインゼミ(1月②)

本日、オンラインゼミ(https://bit.ly/3lMsgHn)。以下、ゼミのメモです。いよいよ生き方の質問が増えてきたなぁと感じています(笑)。

●高配当株について

→4%ルールでの取り崩しと比べ、株価の上がり下がりの影響をあまり受けずに、安定して配当金を受け取れる。しかし、4%ルールよりももらえる金額は低い。安定を求めるのであれば高配当株はあり。

●息子さんがユーチューバーや芸人を目指すとカミングアウトした場合、どうしますか?

→私が何を言ったところで、決めるのは本人。少なくとも帰ってきたら寝食できるくらいは用意するが、お金を渡したりするつもりはない。

●副業の探し方

→探すというよりは、自分が好きなことをやり続けることが大切。その先に見つかるかも。私の場合は講演会等。土日にフリースクールの先生をしたり、塾の先生をするのはありだと思う。

●足るを知れば、人間は楽になる。

●本当にわかった中堅の同僚が3人いれば、色々なアクションが起こせる。

●集団は、あなたの「本体」を見ている。

●職場で生き残るためには、キーパーソンとなる先生を味方につけること。

プロクルステスのベッド

「教室マルトリートメント」にて、ギリシャ神話の「プロクルステスのベッド」という神話が紹介されていました。プロクルステスという山賊が疲れた旅人をベッドに寝かせ、体がベッドからはみ出した部分は切り落とし、体が小さければ引っ張って引き裂いたというものです。残酷な話ですが、この話から「人には、自分の基準に無理矢理相手を当てはめようとしてしまうところがある」という教訓がもたらされます。

そして、この神話は教育関係者が陥りがちな思考プロセスだと述べられています。「こうすべきだ」という型からはずれないように子どもたちを導く考えです。過去の自分を振り返ってみると、その考えはあったように感じます。それも無意識に。残酷な神話だと感じましたが、実はそれに近い思考だったのだと思い、ゾッとしました。

まだ途中ですが、今までの自分を見つめ直せる本です。じっくり読み進めてみます。

「教室マルトリートメント」https://www.amazon.co.jp/dp/product/4491042624/ref=as_li_tf_tl?camp=247&creative=1211&creativeASIN=4491042624&ie=UTF8&linkCode=as2&tag=bookmeter_book_middle_detail_ios-22

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