次回の読書会に向けて「富の未来(上)」を読み進めています。以前、オンラインゼミ(https://bit.ly/3lMsgHn)を始める前に実は一度読んだことはあったのですが、正直内容はあまり覚えていませんでした(笑)。再び読んでみると、自分の視点が変わったせいか、内容が入りやすくなった…気がします。その中で「知識」についての記述が気になりました。
石油や田んぼは有限で、誰かが使うと他の誰かが使えなくなるため競合材と言えますが、知識は無尽蔵で、誰かが使ってもなくならない非競合材です。加えて本やインターネットなど、知識は人の脳以外の外部領域に膨大な量が保存されています。
が、この知識、もはやほとんどが使いものにならなくなっています。昔は「トマトには毒がある」「鰻は泥の中から自然発生する」など、今なら笑われる知識が当たり前に信じられていたそうです。しかし、今我々が信じている知識も、数年後の人たちにとって笑い話になっている可能性があります。つまり、知識には賞味期限があります。
そして考えてみたのですが、以下の2つのことが必要なのかなと思います。
①常にアンテナを高くして知識をアップデートし続ける
②普遍的な「原則」を軸にする
知識の中には『学び合い』のセオリーのように、普遍的なものもあるかと思います。そして、今の学校には既に賞味期限が切れた知識をベースにしているものもたくさんあるはずです。そういう視点で物事を見ると、今まで見えなかった部分も見えてくる気がしています。
「富の未来(上)」