楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

【終了報告】Book Cafe「この夏の星を見る」

昨夜は小説「この夏の星を見る」を参考図書とするBook Cafeを開催。今回は,本書執筆のきっかけとなった土浦第三高等学校の岡村典夫先生から話題提供いただきました。ナニコレ珍百景で放送されたこと,ナスミス式望遠鏡作成と生徒たちのストーリー,そして著者である辻村深月さんとの実際のやり取りなど,貴重すぎるお話を聞かせていただきました。驚いたのは,小説の内容と岡村先生が実践されていることが驚くほどリンクしている点です。例えば小説で取り上げられているスターキャッチコンテストも,実際に開催されています。開催していて感じた課題など,小説では語られなかった部分までお話を聞くことができ,大きな学びとなりました。以下,参加された皆さんからのリフレクションです。平日の夜にも関わらず貴重な時間を割いて参加してくださった皆さん,そしてお忙しいところ話題提供のためにご準備いただいた岡村典夫先生,本当にありがとうございました!

・初参加で、しかも途中参加でしたが、対話しやすい和やかな空気で良かったです。今回題材となった本はまだ読んでいませんが、この本の内容や面白さを少しでも知ることができました。ありがとうございました。
・いやあ 時の先生とおあいできて感激です。本はこれからですがぜひよみます。
・岡村さんから貴重なお話を聞く中で、作者がたくさんの時間を費やして小説を書くということをリアルに知ることができて、わくわくしました。ありがとうございました。
・コロナで制限されたこともありましたが、その逆境下の中でも新しい世界が広がったのも事実です。今日、日本中の方々がつながったようにzoomなどが一般化するきっかけにもなったと思います。不便があるからこそ、何かやりたい、どうにかしたいという意志が生まれ、人を能動的にさせるのかもしれない。そんなことを思いました。ありがとうございました。
・おかむら先生ありがとうございました。先生の楽しむ姿が伝わってきました。きっと参加された方々も思い出に残り、楽しまれたことと思います。今日はありがとうございました。
・ありがとうございました。モデルになっている先生からの話はとても印象にのこりました。やはり、「楽しむ」ことがなによりなんだなぁということを、ご本人から聞くことができたのは本当に感謝です。素敵な会でした。

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まずは大人が

感覚的に「良い!」と思っていることでも、自分の思考の枠組みの外に飛び出すのはかなり勇気が要ります。でも、その一歩を踏み出せるかどうかは、自分が成長する上でとても大きな意味をもつと思います。なによりやってみるとめちゃくちゃ楽しい😆

子どもたちと色々話す中で「実はこういうことをやりたいと思っているんです!」「いつかやれたらなぁと思っていて…」という言葉が結構多いことに気がつきました。やりたくても、なかなか踏み切れないようです。漠然とした不安ももちろんあると思うのですが、それ以上にそこを踏み切るモデルが必要なのだと思いました。

自分の「良い!」という感覚に正直に、実際にやってみて、その楽しさを伝えられる大人を目指していきたいですね。そんな大人を目指して行動し続けます。

リベシティ

子どもたちがお金について学ぶ方法として「本を読む」「動画を観る」と伝えてきましたが、オンラインコミュニティも選択肢のひとつだなぁと思いました。かくいう私もオンラインコミュニティで学ばせてもらっています。

ふと、リベラルアーツ大学の両学長が運営するリベシティというオンラインコミュニティにて、高校卒業までの子どもの会費が無料になったことを思い出しました。自分から未知のコミュニティに飛び込むのは難しいため、このようなコミュニティの存在はとても貴重だと思います。

よくわからないまま生徒にすすめるのもちょっとなぁと思い、まずは私自身が入会してみました。色々コンテンツが多くて戸惑っていますが、毎日の学長マガジンを読んだり、リベシティ限定ライブを聴くだけでも学びを得ることができています。なにより新しいコミュニティに飛び込むのはワクワクしますね。少しずつ、有効な活用方法を探ってみます。

早起きのススメ

「夜、部活終わりに勉強するけどなかなか捗らないんです」という悩みを抱えた生徒がいました。試しに朝時間のメリットを伝えつつ、夜早く寝て、朝早く起きて学習するプランを提案してみました。

「ちなみに私は4時30分に起きてFPの知識をちょっとずつ学んでるよ」と話すと「えっ!4時30分…」的な反応が返ってきました。まぁ…当然ですね(笑)。ちなみに早起きが得意な訳ではありません。4時30分のアラームで目覚めても体は鉛のように重いです。実際は「ここで起きたらボーナスタイム!」と言い聞かせて無理やり体を起こしています。

すぐに超早起きになる必要はありません。無理なくちょっとずつ始めて、習慣化してくれたらいいなぁと思います。

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進路面談スタート

今日から進路面談がスタート。担任と生徒の二者面談という形で、これからの進路について語り合いました。進路について特に重点的に伝えたのは、かかる費用の話です。「進学するなら学費はどれくらい必要?」「一人暮らしの費用は?」など、ブラックボックスにせず、なるべく具体的に考えるよう伝えました。

あわせてこれから取るべき家計管理の長期戦略についても、可能な範囲で伝えました。投資、いらない保険、生活防衛資金などなど。そこまで話すつもりはなかったのですが、将来の生き方まで視野に入れるとどうしてもお金の話になってしまいます(笑)。

 一言で、今の私がクラスのみんなに伝えたいことを表現するとすれば「自分の「良い」という感覚を大切に」でしょうか。「進路実現」という言葉ひとつ取っても、長期的に、広い視野で考えられるようになって欲しいですね。

息子へのメッセージ

「経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて」を読みました。著者である山崎元さんは、2024年1月1日、永眠されました。本書は癌を患い、闘病の中で山崎さんが息子に向けたメッセージとして執筆したものです。

今まで「ほったらかし投資術」等でも山﨑さんの投資の方針について学ばせていただきましたが、本書はそれらを踏まえ、人生をより豊かに生きるための方針について、ひとつの結論を示したように感じました。特にオルカン投資については、より確信をもつことができました。気になったポイントが多過ぎますが、一部を書き出したものが以下のような感じです。

・お金はシンプルに管理して、おおらかに使う。

・人生は、コントロールできないことで悩んでいても仕方ない。

・自己研鑽を続け、程よくリスクを取り、そのリターンを受け取る働き方が必要。

・経済の世界は、リスクを取ってもいいと思う人が、リスクを取りたくない人から利益を吸い上げるようにできている。

全体を通して「息子に少しでも幸せに生きてほしい」というメッセージが込められているように感じました。私にとっても、これからの生き方を具体的に考えるきっかけをもらえたような気がします。少しでも幸せに生きることができるよう、妻とも対話しながらこれからの戦略を練っていきたいと思います。

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気になるお金の話

3年生の生徒たちとお金の話をしました。「18歳からどんな準備をしたらいいですか?」という質問もちらほら。保険やNISAが気になっているようです。

新NISAとはどんな制度なのか、本当に必要な保険とは何なのか、保険でよく聞く「もしも」とはどんなケースを言うのか等、生徒たちが今気になっていることに一つひとつ答えていきました。「えー!初めて知りました!」という感想の生徒が多かったように感じます。

そろそろ質問タイムを導入してみても良いかもしれませんね。コツコツと、生徒たちの金融リテラシーアップのために活動していきたいと思います。