昨夜は、『成瀬は都を駆け抜ける』を参考図書とするBook Cafeを開催。成瀬シリーズの最終巻。語り合いながら思ったのですが、ここまで話題が尽きない主人公も珍しいですね(笑)。
特に話題の中心になったのは、主人公成瀬あかりの成長についてです。周りの目や意見に動じず己の信じた道を進み続ける成瀬あかり。そんな成瀬の姿に「自分もそうなりたい」と思う何かがあって、本書に惹かれた方も多いのではないでしょうか。
「この夏を西武に捧げようと思う」
「お笑いで天下を取ろうと思う」
次々と謎の宣言をしていく成瀬ですが、その根っこには「百宣言してひとつ叶えば良い」という考えがあります。達成したことよりも、その過程を何より大切にする成瀬。全ての過程が繋ぎ合わさって、今の自分が作られるのだということに気づかせてくれました。
そして、そんな成瀬の不思議な魅力に惹かれる登場人物もたくさんいます。これは昨日話題提供してくださった方から教えていただきハッとした部分なのですが、本作では成瀬が自分の周りの人達のために動き始める姿を垣間見ることができます。その台詞がこちらです。
「この夏を簿記に捧げようと思う」
これだけ聞いたら、「また成瀬が何か言い始めたぞ」と思うでしょう。しかし本作では、成瀬が簿記2級合格を目指す仲間のために、自分も簿記を学び始めるためにこの宣言をした、という経緯があります。唯我独尊系女子に見えた成瀬が、他者のために動き始めた……。考えてみると、スラムダンクの山王戦で流川が仲間にパスを出した時並みの衝撃ですね(笑)。
個人的に、成瀬から特に学んだこととして、この「自分がやりたいことを宣言する」というものがあります。というのも、自分の中でこの「簿記」と「宣言」は重要な意味をもつワードなのです。以前、ずっと「簿記3級を取りたいなぁ」と思いながら動画で学んでいても、なんだかエンジンがかからない……。そんなときに、とある先生から「いつ受験するんですか?」と聞かれたことをきっかけに、その場で受験日を決めてしまったのです(笑)。この受験日を宣言するというのが自分の中でのブーストとなり、集中力を切らさず対策して、無事取得することができました。実は2級へのステップアップも、SNSで「◯月●日に受けます!」と宣言して実現することができました。
成瀬ほどのビッグな宣言はできませんが、なるべく自分がやりたいことは広く宣言するというのが、実現への第一歩だと思いました。実現できなかったとしても、それまで歩んできた道は、間違いなく自分の中の血肉になります。たとえ失敗しても「ナイス! 自分!」と励ませるくらいフットワーク軽く挑戦し続ける自分で在りたいですね。
成瀬について書き始めると、止まらなくなりますね(笑)。自分にとっても、自身の在り方を見つめ直すきっかけをくれた作品なのだということを再認識しました。しかしここまで来ると、次回作も読んでみたくなりますね。社会人編……実現してくれたら嬉しいなぁ……なんて考えてしまいます(笑)。
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