楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

嫌われる勇気

「嫌われる勇気」を読みました。2年くらい前に読んだ時はそんなに刺さらなかったのですが、今回は『学び合い』を始めてからの自分を振り返りつつ読み進めるうちに、響くものが多々ありました。

特に印象に残ったのは「他者の人生を生きるな」です。他者に承認してもらうことを目的とするのは、自分の人生を生きておらず、相手の目に映る自分の姿を良くしたいという、自己中心的な生き方です。自分の今までの教員生活を振り返って見ると、周りの先生からどつ見られるかをめちゃくちゃ気にしていました。いわゆる他者の承認を得たかったのだと思います。

今、オンラインゼミ(https://bit.ly/3lMsgHn)を始めて『学び合い』のセオリーを学び、自分の教育実践も大きく変化しました。個を変えるのを辞めました。極力個に寄り添わないよう心がけました。生徒の自己選択を大切にして、ビシッと先生の話を聞く授業を辞めました。先生が謝って済む程度のものは生徒に任せることにしました。自信を持って実践しているはずなのに、なぜか多少モヤモヤが残っています。それは、これらを実行したことにより「周りの先生方からどう見られるか?」が気になっている自分がまだいるからだとこの本を読んで気付きました。

『学び合い』のセオリー自体が大多数の人が見て「えっ⁉︎」と思うものだけに、実践し続けるにはかなりの勇気と覚悟がいります。しかし、毎日SNS発信を続けているうちに全国の志の高い方々と繋がることができました。1人だったら折れていたかもしれません。繋がったみなさんから一歩踏み出す勇気をもらいつつ、来週からまた前に進みたいと思います。

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