「校則が変わる、生徒が変わる、学校が変わる みんなのルールメイキングプロジェクト」を読みました。ルールメイキングプロジェクトとは、NPO法人カタリバが実施している、全国の既存の校則を生徒たちが主体となって見直していく活動のことです。本書には、このプロジェクトの目的や意義、そして実際の活動の様子が掲載されています。
教員にしても、自分たちが信じてきた価値観を手放すのはとても勇気がいります。校則にしても、変えたら「こういう問題が起こるからそのままの方が良いのでは?」という意見があがると思います。本書のルールメイキングプロジェクトを通して、みんなで学校をよりよくしようと行動し続ける生徒たちの姿から、少しずつ教員側のマインドセットが変わっていく様子が伝わってきました。まさに「生徒たちの姿から、教員が学ぶ」です。
何より生徒たちが「自分たちの行動で、学校を変えられる」という経験ができるのは、とても大きな意味をもつと思います。カタリバさんの取り組みを初めて知りましたが、とても素敵な取り組みだと思いました。