昨夜は「わかったつもり 読解力がつかない本当の原因」を参考図書とするBook Cafeを開催。今回は高知県の茂松清志さんから話題提供いただきました。本書の要点をわかりやすくまとめていただいたおかげで、ブレイクアウトルームに分かれての対話でも、「身近な生活でのわかったつもり」について対話しながら深めることができました。まずは「自分が見えていない点が必ずある」と認識することが、より理解を深めるための大切なステップなのだと感じました。以下、参加された皆さんからのリフレクションです。お忙しいところ話題提供の準備をしてくださった茂松さん、そして平日の夜にもかかわらず貴重な時間を割いて参加してくださった皆さん、ありがとうございました!
・その子の感じ方やわかりかたの見取れる教師(大人)でありたいですね。
・ご紹介いただきありがとうございます。「読解力」とは単純に「文章を読む力」ではなく、「ストラテジーを使用して文章を正しく理解する力」を意味することに気づきました。スキーマは個人によって異なるのですが、(日本語の)読解の授業では「誰が何をしたのか」だけの確認にとどまらず、内容に関わる背景知識を呼び起こし、場面がイメージできるような指導がなされると、より深い理解に結びつくのではないでしょうか。
・これまで分かったつもりの教育からこれからのよくわかる教育へと聞いてわかったつもりの私(笑) 何事も自問自答する余白だいじですね^^
・30年前の西村克彦さんの著書にも、同じ内容が書かれており、読解力に関して状況はあまり改善されていないのではないかとのお話が印象的でした。対話の時間では、自主的・主体的に考えていくことやスキーマの大切さを再認識しました。3回にわたる読解力シリーズは、違う本でも共通しているポイントがあり、理解が深まったように感じましたし、同じテーマで本を味わう面白さを体験しました。ありがとうございました。
・小説の描写、専門文献、業務のマニュアルなどが理解できず、大人になって支障をきたす要因が、小学生からの読解指導を多面的に丁寧にやっていないからだという発見がありました。受験のテクニックとして単語1つが発見できれば正解できるという、表層的な理解に慣れてしまい、疑問を持つ機会がないことへの危機感を感じました。そして、大人になってからでも、分かってもらうための問いかけや揺さぶりは大事なのだと気付きました。
・文章を構造的に読むことでその味わいが半減してしまうのではないのか?個々のスキーマの質、量ともに増やしていかなければ、著者のいわんとすることができないのでは?読書をすることに色々と、示唆を与えてもらえた著作でした。茂松先生、ありがとうございました。
・「わかった」というのは、実は「わかったつもり」であるということ。本人がわかっている状態である以上は、ずっと安定しているので、その後の進展はない。だから、自分で自分のことをメタ認知したり、学ぶことによって「知らない、わかららない」を経験していくことが必要だということがわかりました。問い続けていくことなんですね。そんなことを気付かせてくれた本でした。ありがとうございました。
・個別の学びのために、個別の見とりができる教師にならなければいけないと強く感じる会でした。授業改善の土台となる学びを提供していただきありがとうございました。
・「わからない」「わかる」「よくわかる」とすることで、「わかる」とは限界のないものというものが見えてきました。探究のスパイラルといいますが、問い続けていく学びをどのように生徒に出会わせるか、深く考えさせられる1時間になりました。紹介いただいた打破する3つの方略について、さらに考えていきたいと思います。ありがとうございました。

